2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

マルドゥック・ヴェロシティ1-3

前作「マルドゥック・スクランブル」のボイルドの死の瞬間から始まる、ボイルドの物語。 ボイルドとウフコックの友情と訣別、マルドゥックスクランブル09の成り立ち、などが判る濃い物語。 ボイルドがかっこよすぎる。 フリークスたちが奇天烈に闘う様子は、…

マルドゥッック・ヴェロシティ

買いました。 これから読みながら買い物に行きます。 往復2時間。かなり読めます。 マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)作者: 冲方丁出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/11/08メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 39回この商品を含むブログ…

彩雲国物語12緑風は幻のごとく(雪乃紗衣/角川書店)

前の巻から出てきたタンタン(蘇芳)が、ものすごい勢いで株価急上昇の1冊。 鼻につくヒロインの優等生ぶり、を次から次へと修正するのがタンタンの役目です。 いつだって正義を信じ、頑張れば何とかなる、というヒロインの世間知らずぶりを指摘しました。 …

図南の翼―十二国記

小生意気で利発な少女・珠晶、魔獣を狩るのが本職だが金のために珠晶に護衛として雇われた頑丘、真意を隠して珠晶を助けるおっとりとした青年・利広の3人組が、麒麟が住む蓬山を目指し、荒野が続き魔物が出現する黄海を旅する。 シリーズで唯一、苦難の昇山…

白い霧の予言/クリスティン・キャスリン・ラッシュ

野心家の貴族レディ・アルマや、クモ女と称される魔術師ヴォンダに、バイロンたち青年は翻弄されるが、物語の幕引きは予言を伝える精霊イーノスたちによるものなので、なんとなく陰鬱な読後感でした。 色男の吟遊詩人バイロンの物語と、わがままな王子エイド…

竜の貴婦人

バラードにも名前を残す、伝説の洞母モレタの実録というスタイル。 糸胞との戦いが続く中、モレタはもう一つの敵、伝染病(インフルエンザと思われる)と闘う。 大巖洞の統領であるシ−ガルとは、事実上の夫婦であるが、モレタは彼が気に入らない。 そんなと…

竜の反逆者

■[SF][ドラゴン][惑星不時着][アン・マキャフリイ]竜の反逆者 物語の最初は「竜の太鼓」の後半と重なるが、主な舞台はテルガーである。 主役の人間がはっきりしていたこれまでと違い、商人の息子ジェイジ、城主の姉で野心家の女セラ、ワンマン城主の妹シャア…

竜の歌い手

竪琴師の長ロビントンに見出されたメノリは、竪琴師の公舎に連れて行かれる。 これまで望んでも手に入れられなかった楽器演奏や歌などの音楽に、メノリは没頭する。 火蜥蜴を持つメノリへの妬みなどから辛い目にあったりもするが、ロビントンや少年ピイマア…

タフの方舟2 天の果実

猫と環境エンジニアリングという職業を愛するハヴィラント・タフを主役とする短編集の後半。 胚種船(バイオテクノロジーを極めた集団の過去の遺産)の遺伝子プールを用いて、タフが創り出す植物、動物がおかしい。 4つの短編が含まれる。 「タフ再臨」:こ…

ライラエル

「サブリエル」の続巻。 「サブリエル」では、アブホーセン(七つのベルを駆使して、冥界に入り、悪霊を追い返す)であるサブリエルと、唯一残された王族であるタッチストーンが、与えられた使命を果たしていく物語だった。 今回は、彼ら2人の子供であるサム…