図南の翼―十二国記

小生意気で利発な少女・珠晶、魔獣を狩るのが本職だが金のために珠晶に護衛として雇われた頑丘、真意を隠して珠晶を助けるおっとりとした青年・利広の3人組が、麒麟が住む蓬山を目指し、荒野が続き魔物が出現する黄海を旅する。
　
シリーズで唯一、苦難の昇山の旅をして登極した王、珠晶の物語。
鼻につくほど生意気な珠晶だが、やれやれ、というくたびれたオッサンの頑丘が、側で文句を言っている様子が面白い。
黄海のガイドブックという趣の旅の本に仕上がっているような･･･

図南の翼 十二国記 (講談社X文庫)

そろそろ本棚を整理しないと（売る、処分する）、ということで、書評を一挙、掲載。
試験前（11/23）のお約束。