2007-01-01から1年間の記事一覧

ドリームハンター 虹のオペラ、震える大地(エリザベス・ノックス)

1900初頭の南半球(ニュージーランド)という設定だが、まったくの別世界。 突然現れた異次元世界「プレイス」、「プレイス」に入り夢を持ち帰って他の人に見せることができるドリームハンター、「プレイス」に入る素質は持つレンジャー、そして「プレイス」…

アルテミス・ファウル 妖精の身代金(オーエン・コルファー)

アルテミス・ファウル、というタイトルだが、この本では、アルテミス自身の活躍が不足。 それより地下の妖精族の警察官であるホリーの活躍が生き生きしている。 シリーズの1巻ということで、どうしても地下に潜んでいる妖精やトロール、ゴブリンたちの世界の…

マジック・フォー・ビギナーズ(ケリー・リンク)

幻想小説と呼ばれるジャンルがある。 ファンタジーとは異なる。 指輪物語が直木賞をとる系とすれば、幻想小説と呼ばれるのは芥川賞をとる系の作品だ。 これが、オチがないことが多くて、実はとっても苦手。 でも、ヒューゴー賞やネビュラ賞、ローカス賞、英…

時の町の伝説(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ)

疎開先の駅に着き、初めて会う親戚にドキドキしているヴィヴィアンのところへ、傲慢な態度の少年ジョナサンと、わがままいっぱいの少年サムがやってきて、彼女を時の町に連れて行った。 時の町は、全ての時の流れ、歴史から切り離された町。 安定期と呼ばれ…

文学刑事サーズデイ・ネクスト〈1〉ジェイン・エアを探せ!(ジャスパー・フォード)

国民最大の趣味が文学だったら? という世界で、特別捜査機関(スペックオプス)で働く文学刑事サーズディ・ネクストの活躍する話。 シェークスピアやトマス・モアやブロンテ姉妹といった古典文学が、芸能人ネタのように熱い話題になる世界。 スペックオプス…

アークエンジェル・プロトコル(ライダ・モアハウス)

何に分類すればいいのか、判らない本。 ハヤカワSF文庫 アメリカ私立探偵作家クラブ賞を受賞作 やさぐれた元警官の女探偵のハードボイルド 2076年が舞台 世界大戦後に荒廃したニューヨーク サイバー犯罪(インターネットへの接続は頭に移植した受信機を通し…

海駆ける騎士の伝説

ものすごい美人で、気が強くて、男勝りな姉。 姉には頭があがらないけど、ちょっと短気なところもある、気のいい弟。 好きな男の子に意地悪しちゃう小さな女の子。 ジョーンズの作品によく出てくるポイントはクリア。 でも、小さな女の子の活躍が少ないので…

血の呪い

デモナータ5作目は、1作目、3作目に続いて、グラブス少年。 命をかけて救った異母弟ビルEよりも、魅了的な少年ロックとの友情が大事なお年頃。 なぜかしら周囲をひきつける子どもっていうのは、いますね。結構意地悪だったりするんだけど。 前作ベックが健気…

BEC

女性作家の書く少年にはシモに対する執着がないし、男性作家の書く少女には毒気がない、と思う。 東野圭吾作品の少年はあほらしいし、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品の少女は意地が悪い。 で、このBEC(べック)。 デモナータ4作目にして、初の少女が主人公…

緑の瞳のアマリリス(ジェイン・アン・クレンツ)

ファンタジー小説があって、主役が少女だった場合、高い確率で、ハーレクイン系構造だったりする。 やっぱり、ファンタジー小説の必要アイテムである王族とか貴族という物は、ハーレクイン小説とも馴染みますから。 エリザベス・ヘイドンのラプソディ-血脈の…

ドラゴンと愚者

読みながら、「この雰囲気、知ってる」と思いながら読んだ。 あとがきを見て、納得。 「氷と炎の歌>>をコンパクトにまとめたような展開」 それだ。 つまり、メインはワードウィック(愚者を演じる領主の長男)の一人称で展開されるが、ワードウィックの双子…

彩雲国物語 白虹は天をめざす

この系(表紙や挿絵が漫画家によって書かれる文庫本)は、主人公の少女(あんまり美人じゃないけど性格が良いか、すごい美人で性格が可愛げがない)が、やたら、有能でハンサムな男性からもてまくる。 この作品もそうだけど、この際、目をつぶる。 秀麗は、…

次にこれ

いっきにスカラベを読み終えた。だって、ものすごい面白いんだもん。 読んだことがあるようなストーリーなんだけど(2005年出版だから絶対に読んだことがないのに)、がキャラが良いから、どうでもよかった。 厚いのに一気読み。 図書館の本じゃなかったらも…

読書中

これを読んでます。

エルデスト 下

エルフの里で、ドラゴンライダーの生き残りであるエルフのオロミスからの修行を受けるエラゴン。 エルフと人間の間のどうしようもない素質の差に打ちのめされる毎日。 さらに、エルフの王女アーリアへの恋心は周囲に知れ渡っているが、誰からも「やめなさい…

マーリン5(失われた翼の秘密)(T.A.バロン)

最終巻。 冥界に住む宿敵リタガウル、幽閉されているマーリンの父スタングマー王、謎の殺人鬼を一気に相手にする羽目になったマーリン。 1冊でそんなことするから、リタガウルの存在感が薄い薄い。 駆け足のように進むストーリー展開になってしまった。 (駆…

マーリン4(時の鏡の魔法)(T.A.バロン)

ようやく、アーサー王伝説の「マーリン」と、本シリーズのエムリス・マーリンがつながる巻。 「おそれ沼」を中心とした異変がフィンカイラを襲い、その原因をさぐるため、マーリンと鹿人族の少女ハーリアが動き出す。 相変わらず、鼻持ちならない少年マーリ…

エルデスト 上

エラゴンのシリーズの2部の上巻。 1部で大きな戦いを終えたと思ったのに、まだまだ、いざこざが耐えないエラゴンの周囲。 ドラゴンライダーとして、周囲に翻弄される。 エルフやドワーフ、人間たちの決起については、なんとなく指輪物語だし、ドラゴンとの関…

オラクル

エジプトを舞台にしたファンタジー。 神がその身に宿る「アルコン」の葬式が行われる9日間の物語。 気弱な巫女ミラニィ、貧しいが野心的な書記官セト、大酒のみでバカヤローだが素晴らしい楽師のオブレクが、神殿を牛耳る将軍に反抗するため、本当に神が宿っ…

マーリン3 伝説の炎の竜(T.A.バロン)

伝説の炎の竜 (マーリン 3)作者: T・Aバロン,海後礼子出版社/メーカー: 主婦の友社発売日: 2005/06/29メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (7件) を見る 眠れる竜の復活、ファンタジーらしいキーワードではないですか。 エクスカリバーやビ…

マーリン2 7つの魔法の歌 (T.A.バロン)

七つの魔法の歌 (マーリン 2)作者: T.A.バロン,海後礼子出版社/メーカー: 主婦の友社発売日: 2005/03/30メディア: 単行本この商品を含むブログ (11件) を見る だってやりたくないんだもん、と仕事を放棄して反省するそぶりもない悪ガキ・マーリン(主人公)…

竜と竪琴師(アン・マキャフリー)

[rakuten:book:12080676:detail] ロビントン師の子ども時代からの半生記。 メノリを優しく導いた師匠の若き時代の意外な性格や、ショナガー師の若い頃(結局、どうして身動きできないくらいに太った理由は不明)の様子なんかが描かれる。 登場人物の意外な関…

ファンタージェン 秘密の図書館(ラルフ・イーザウ)

ファンタージエン 秘密の図書館作者: ラルフ・イーザウ,酒寄進一出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2005/09/29メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (23件) を見る ファンタージェンが出てくるんですよ! エンデに見出さ…

ニ ニクス(ガース・ニクス):アブホーセン―聖賢の絆、ライラエル、サブリエル―冥界の扉 ノ ノックス(エリザベス・ノックス):ドリームハンター ノヴィク(ナオミ・ノヴィク):テメレア戦記1

ワイス(マーガレット・ワイス):ドラゴンランス3〜6、ドラゴンランス1,2

ラ ラッシュ(クリスティン・キャスリン・ラッシュ):白い霧の予言 ラングリッシュ(キャサリン・ラングリッシュ):トロール・フェル リ リンク(ケリー・リンク):マジック・フォー・ビギナーズ ル ル=グウィン(アーシュラ K.ル=グウィン):アースシ…

マ マーティン(ジョージ・R・R・マーティン):サンドキングス、タフの方舟2 天の果実、タフの方舟1 禍つ星、七王国の玉座、王狼たちの戦旗 マキャフリイ(アン・マキャフリイ):竜と竪琴師、竜の貴婦人、竜の反逆者、竜の歌い手、 マッキンリィ(ロビン・…

ハ パオリーニ(クリストファー・パオリーニ):エルデスト下、エルデスト上 バロン(T.A.バロン):マーリン5(失われた翼の秘密)、マーリン4(時の鏡の魔法)、マーリン3 伝説の炎の竜、マーリン2 7つの魔法の歌、マーリン1 魔法の島フィンカイラ ヒ ヒッ…

テ(デ) デララベッティ(マイケル・デララベッティ):ボリブル―とんがり耳の冒険者たち、

シ シャン(ダレン・シャン):血の呪い デモナータ第五章、BEC デモナータ第四章、悪魔の盗人 デモナータ第二章、ロード・ロス デモナータ第一章、ダレン・シャン10〜12巻、ダレン・シャン6,7,8,9、ダレン・シャン3,4,5、ダレン・シャン1、2、 ジョーンズ(…