水の都の王女 上下/J・グレゴリイ・キイズ

水の都の王女〈上〉 (ハヤカワ文庫FT)

水の都の王女〈上〉 (ハヤカワ文庫FT)

水の都の王女〈下〉 (ハヤカワ文庫FT)

水の都の王女〈下〉 (ハヤカワ文庫FT)

1999/10/17
ファンタジーを自己主張するような題名ですね。
The Waterbornというのが原題で、直訳すると「水から生まれた者」かな?
さまざまな神を信仰する北の放牧民族の少年ペルカルと、
大河の神を信仰する南の王国の王女ヘジが主役の話です。
交互に、二人の物語が語られ、最後にようやく二人は出会います。
自然や物に神が宿る世界の話で、ペルカルの話はアイルランドドルイド僧、
ヘジの話はインドなどのアジアの神話を思い浮かべて読みました。
とにかく、どっぷりと作品の世界に浸って読むのが楽しいファンタジーです。