ダレン・シャン

悪魔の黙示録 デモナータ6(ダレン・シャン)

とうとう、起承転結の転に来たデモナータ。 途中、「えええ、そこで終わるの」と思ったけど、そういうわけでもなかった。 ただし、前作の伏線がそこにきたのかー、とか、BECを再読させてくれ、とか思う内容。 最初から10巻の構成を考えて本にしてあるから、…

血の呪い

デモナータ5作目は、1作目、3作目に続いて、グラブス少年。 命をかけて救った異母弟ビルEよりも、魅了的な少年ロックとの友情が大事なお年頃。 なぜかしら周囲をひきつける子どもっていうのは、いますね。結構意地悪だったりするんだけど。 前作ベックが健気…

BEC

女性作家の書く少年にはシモに対する執着がないし、男性作家の書く少女には毒気がない、と思う。 東野圭吾作品の少年はあほらしいし、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品の少女は意地が悪い。 で、このBEC(べック)。 デモナータ4作目にして、初の少女が主人公…

ダレン・シャン10〜12巻

精霊の湖(10巻)は、傷心のダレンが立ち直るまでを、結構時間をかけて書いている。 バンパニーズ大王の正体は、最初からバレバレだったのだが、今回明らかになるハーキャットの正体には、さすがに驚いた。 途中、ハーキャットの正体を探るための冒険は消化…

ダレン・シャン6〜9巻

バンパイアマウンテンでのバンパイアvsバンパニーズの戦いは、壮絶。 しかし、言いたいのは、半バンパイアの少年の策しか、取る手段はなかったのか! 800歳を頭に平均年齢300歳前後(推定)のバンパイア集団なのに。情けないっ バンパイアマウンテンでの闘…

ダレン・シャン3,4,5

ダレンとクリスプリーの絆を深める物語。 そして4巻以降のバンパニーズとの対決シリーズの挿入編。 ダレンとガールフレンドとの淡い恋や、蛇少年エブラとの友情といった、ダレンの心がようやく半バンパイアとして安定していく様子が描かれる。 ダレン・シャ…

ダレン・シャン―奇怪なサーカス、ダレン・シャン2―若きバンパイア

ダレン・シャン1 奇怪なサーカス作者: ダレンシャン,田口智子,Darren Shan,橋本恵出版社/メーカー: 小学館発売日: 2001/06/14メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 202回この商品を含むブログ (66件) を見るダレン・シャン2―若きバンパイア作者: ダレンシャ…

悪魔の盗人 デモナータ第二章

第一章とは異なる少年カーネルが主役。 途中、若き日のダービッシュが登場し、第一章とのつながりが読めてくる。 カーネルも、グラブスと同じく、家族との縁が薄い少年である。 悪魔によって弟アートをさらわれたカーネルは、デモナータとを結ぶ窓を操る力を…

ロード・ロス デモナータ第一章

児童書でよいのか、という装丁と中身。 中学時代にはまっていた菊池秀行「ヴァンパイアハンタD」シリーズのような血みどろぶり。 好みです。少年グラブスに降りかかる家族の離散という運命は、悪魔によって突然、もたらされた。 叔父ダービッシュに引き取ら…