さいはての島へ-ゲド戦記Ⅲ(アーシュラ.K.ル=グウィン/岩波書房)

突然、魔法使いやまじない師が魔法を忘れてしまうという怪奇現象があちこちで生じていた。
問題解決のため、大賢者ハイタカ(ゲド)を訪ねて、王子アレンがローク島にやってきた。
ハイタカはアレンだけを道連れに、怪奇現象の原因を追究して、さいはての島にまで行く。
アレンの青少年の苦悩がメイン。
ドラゴン出現率が高い巻。
オジオンと違って、大賢者になってからも、茶目っ気があるゲドなので、ほっとする。
年月を経るだけで、丸くなられても困る。
オジオンは若いときから悟りきっていただろうからだ。